かういふのは大好きだ。
そこで、アルバート・アイラーの1968年に録音された『NEW GRASS』を取上げてみる。
初めてみた時は、これはどつちが天地なのかが分からなかつた。變なトリミングだなあと思ひつつ、何か小山に得體の知れぬものが覆ひ茂つてゐて、その周りに小さくnew grassとタイトルが記されてゐる。
これつてGrassなのか…。
あと『NEW GRASS』の内容を少し。ここでは、フリージャズと云ふより、可成りR&Bのやうなアプローチをとつてゐる。女性コーラス隊や澤山のブラスがサウンドを盛り上げる。しかもドラムはバーナード・プリティ・パーディだ。
アイラーのテナーはいつもどほり。たゞいつになくフラジオを多用してゐる氣がする。ボーカルは如何なものかと思ふが。
顎鬚度★★★
こんもり度★★★★
オヤヂギャグ度★★