生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

觀戰

夕陽

中山競馬場にてセントライト記念を觀戰する。勿論目當はコスモバルクの走りを見屆ける爲である。單勝1.3倍は少し危險だと思ひ、馬券は他の馬から買ふ。スタンドは何時にも増して込合つてゐるやうだ。

コスモバルクが向う正面で先頭に躍り出た時、他の觀客と同樣聲をあげて了ふ。早過ぎる。これでは必ず直線の坂で失速する、と誰もが思つた。
ところが、そんな思ひをよそに、直線なかなか捕まらず、其の儘押し切つて勝つて了つた。しかもレコオドで。魂消た。邊りから拍手が起る。何と云ふ光景だらう。

しかし菊は…。目一杯力を使ひ過ぎたのではないか、本番の長丁場でけふのやうな折り合ひを缺く樣な走りだつたら…。一抹の不安は殘る。