生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

四册讀了

シュタイナー入門 (ちくま新書)

シュタイナー入門 (ちくま新書)

この書を讀み、シュタイナーを讀んだ時に感じてゐた取つ附きにくさが、何に由來してゐるのかが明かになつた。案の定と云ふか「オカルト」と「キリスト」が、私にとつて躓きの石である。この二つに對する感情的な抵抗は持ち合せてゐない積りでは居る。たゞ隔たりはある。

隱されたものや靈的な事柄(或いは宗教)に對する態度に就て、色々と考へさせられる。たゞ現時點では、私はシュタイナーを通してそれらを探究する事は無いと思ふ。

無宗教からの『歎異抄』読解 (ちくま新書)

無宗教からの『歎異抄』読解 (ちくま新書)

佛教の中でも特に眞宗は私にとつて肌に合ふので、一氣呵成に讀み進む。「無宗教からの〜」と謳つてゐるから、てつきり著者は無宗教を説いてゐるのかと思ひきや、寧ろ宗教心に滿ち溢れてゐる書き振りなので、もつと他の著作も讀んでみたくなつた。

日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書)

日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書)

人はなぜ宗教を必要とするのか (ちくま新書)

人はなぜ宗教を必要とするのか (ちくま新書)

無思想・無宗教と云ふ言葉だけで濟ませてゐたが、宗教に對する私の物の感じ方や、思考の枠組が改めて言葉にされてゐたので、これらは讀んで非常に勉強になつた。矢張り私も現代に生きる日本人だつた。