生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

三册讀了

人間を磨く (新潮新書)

人間を磨く (新潮新書)

本來だつたら、ハードカヴァーで出版されるやうな内容の隨筆だが、新書の方がより多く目に觸れるだらうから、それもまたよいかと。

讀みながら文章の事を考へる。恐らく文藝の世界に於いても、文章くらゐ軽んぜられやすいものはないのではないか。

座右の名文―ぼくの好きな十人の文章家 (文春新書)

座右の名文―ぼくの好きな十人の文章家 (文春新書)

矢張り何であれ、褒めてゐたり好きなものを語る文章はよい。

この本が口述を基にしてゐることを、後書きで述べられるまで氣が附かなかつた。

文豪の古典力―漱石・鴎外は源氏を読んだか (文春新書)

文豪の古典力―漱石・鴎外は源氏を読んだか (文春新書)

古典と口語譯の問題についても。これも文章の問題。