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デザインのひきだし〈3〉特集 コストに優しいおもしろ印刷・アイデア加工

デザインのひきだし〈3〉特集 コストに優しいおもしろ印刷・アイデア加工

idea (アイデア) 2007年 11月号 [雑誌]

idea (アイデア) 2007年 11月号 [雑誌]

和文活字を見る眼」をつらつら讀みながら考へる。考へなければいけない事ばかり増えてゆく。

直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V)

直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V)

頗る面白い。解説(秋山豊「自筆原稿を「読む」たのしみ」、夏目房之介「読めなかった祖父の直筆原稿」)も讀んでゐてわくわくする。

本文書體の假名が秀英三号と云ふのも藝が細かい。


聚珍録でも取上げられてゐた。裝幀が原弘。昭和二十三年に發行されたものだが、新字體の活字には置き換はつてゐない。

こゝで遣はれてゐる平假名と片假名の9ポイント活字は、横組專用の活字として、凸版印刷でデザインした新刻活字とのこと*1よこの流れを線の上に考え、漢字と混用して、下の一線がそろうようにデザインしてゐる。漢字と假名のバランスはやつぱり現代とはコンセプトが違ふ。


歐文の混植ではどうだらう。

圓生の録音室 (ちくま文庫)

圓生の録音室 (ちくま文庫)

西洋館を楽しむ―カラー版 (ちくまプリマー新書)

西洋館を楽しむ―カラー版 (ちくまプリマー新書)

才市(さいち)

才市(さいち)

小説はゴシップが楽しい

小説はゴシップが楽しい

*1:聚珍録では山岡謹七が設計して凸版印刷が製品化したとある。カナモジの書體の影響を受けてゐるとも書かれてゐる。