生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

三册讀了

短歌一生―物に到るこころ (講談社学術文庫)

短歌一生―物に到るこころ (講談社学術文庫)

文字の食卓

文字の食卓

文字の食卓こと文字食さんの登場は、文字に関心にある人たちにとって一つの事件だった。私もその文章に駭いた。夏彦翁に倣って云へば突然あらわれてほとんど名人であるとすら思つた。サイトでも大阪での写植展でも一とほり文章は目をとほしてゐたが、かうして纏まったものを読んで更めて感嘆してゐる。

本を読む人のための書体入門 (星海社新書)

本を読む人のための書体入門 (星海社新書)

書籍化といふことでは、こちらの方が先に企劃がすすんでゐたらしい。『文字の食卓』とは、すこし違った文章だ。語ることと説明することとは、僅かなやうでゐて斯くも径庭があるものか。