昔よく読んでいた。また読み直してみたい。それにしても植草甚一という人は本当に変わったひとだ。
結局オペラを書くことはかなわなかった。
たしかに武満の入り口がノヴェンバー・ステップというのはけっこう厳しい。私だって石川セリを聴くまで全然関心を持てなかった。
凝ったブックデザインだ。
それほどクラシックを聴くことは少ないが、ここで述べられているアメリカのオーケストラの特徴はどうにも私の好みではなさそう。なにせ古楽に傾倒したせいで、小編成をやたらとありがたがってゐたり、一八世紀(古典派)までのレパートリーしか受け付けなかったりするやうな偏波な音楽の聞き方をしていたので、アメクラが耳に届くのにはまだ時間がかかりさうだ。