生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

デューク・エイセスの魅力

月一恆例オルトフォン・千代田テクノル共催のチャリティ・ コンサートへ行く。今日のプログラムは,デューク・エイセスの谷道夫氏と TBS の南条広介氏を迎へ,デューク・エイセスのレコオドを聽く。 谷さんは流石によく通るお聲だ。そして樂しいトークを繰り廣げる。

私はコーラスグループには目がないが*1, 日本のその種のグループは何も知らないといつてもいい*2。けふ初めてデューク・エイセスを聽き感銘を受ける。


第一部では,先づ英語のレパートリーを中心に。ドライボーン*3やキャラバン*4に感心して了ふが, 何より一番良かつたのが,バート・バカラックの曲を歌つたレコオド*5からの一曲。あまりの素晴しさに涙が。コンコードオールスタァズとの共演も最高だ。

第二部では,日本語の歌を中心に。普通の歌謠曲が流れるものかと思つてたかをくくつてゐたが, 私の淺はかな思ひ込みは簡單にひつくり返される。なにせ「筑波山麓合唱団*6である。これがデューク・エイセスのレパートリーだといふことをすつかり失念してゐた。

こんなコーラスグループは他にない。今まで,看過してきた己の怠慢を恥ぢた。

*1:古くは Andrews Sisters から Beach Boys まで。

*2:日本では山下達郎(これはグループではないな)くらゐか。

*3:改めて聽くと變梃な曲だ。

*4:ミルス・ブラザーズばりの聲帶摸寫だ。うまい。

*5:必聽。

*6:マウント筑波のフロッグコーラス〜♪