生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

ジャケ買い百選

ジャケット


また百選ものに參加してみた。

ジャケ買ひと云ふと、私は直ぐさま植草甚一聯想して了ふ。未知の本やレコオドの買ひ方に就て色々と教へられたが、未だ大抵の場合は、豫備知識を仕入れてあるもの、或いはお氣に入りのアーティストのものを主に手に取つて了ふと云ふ爲體だ。

しかしごくたまにだが、ジャケットに目を奪はれて、それを購入の動機にして了ふことがある。かういふ賭けに似たやうな行爲は嫌ひではないが、如何せん私の審美眼は可成りあてにならない*1。音を聽くまで、實に祈るやうな心持ちになる。

その中で會心の一枚を選ぶとしたら、ファンタスティック・プラスティック・マシーンのデビュー・アルバム『ザ・ファンタスティック・プラスティック・マシーン』を擧げてみたい。ジャケットの女性の不思議な構圖が目を引く。勿論ジャケだけでなく内容もいゝ。

*1:馬券竝だと言つてもよい。