土曜に秋田縣大曲市の大曲全国花火競技大会を觀に行く。晝に東京を出て夕方には大曲に到著した。案外近いものである。
明るい内からポンポン花火が鳴らされてゐるが、これは晝花火と云ふものらしい。會場へ向ひ、すごい人出に驚く*1。東京で混雜には慣れてゐるとはいへ、川岸が人でびつしりと埋まつてゐる光景には目を剥く。
棧敷の上で花火を鑑賞する。
たゞ物珍しいから、あゝ綺麗とか、あゝ凄いとか、口を開けて壓倒されてゐるだけだつた。流石に地元の人は、形がどうの色がかうだのと、見所を掴んでゐるので、隣で聞いてゐて成程と思ふ。
歸りは一苦勞だつた。元日の明治神宮のやうな行列の中會場を後にする。
*1:當日は七十萬人集まつてゐた模樣。