生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

空氣を讀む

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

空気の発見 (角川文庫 白 124-1)

空気の発見 (角川文庫 白 124-1)

二册讀了。非常に勉強になつた。私は根つから日本人なのだなと思ひ知る。
少しだけ引用する。

人は論理的説得では心的態度を変えない。

言葉は常に默示的伝達の手段であった。これは、日本の批評にも現れており、論争の際でも相手の言葉の内容を批評せずに、相手に対するある種の描写の積み重ねで、何らかの印象を読者すなわち第三者に与え、その印象に相手を対応さすことによって、その論争に決着をつけてしまおうとする。