生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

ウィリアム・モリス展

松下電工汐留ミュージアムへ行く。ウィリアム・モリスに就いて何ら予備知識を持ち合はせてゐなかつたが、寫眞でみたインテリアデザインに興味を持つたので覗いてみる。

初つ端、ステンドグラスの展示で心を奪はれる。實物ではなく、バックライトフィルムに寫した物だが、それでもかなり美しい。とても幸せな心持ちになる。エドワード・バーン=ジョーンズが作製した物も多い。

椅子やランプ、カーテンや壁紙等のインテリアデザインも面白かつた。テキスタイルと云ふ名前はこゝで初めて知つた。植物をあしらつた紋樣は、アールヌーヴォーにも影響を與へてゐると云はれると成る程と思ふ。

そしてケルムスコット・プレスによる書籍が幾つか展示されてゐた。さういへば『活字に憑かれた男たち』のプライヴェート・プレスの所で、モリスの名前を目にしてゐた事を後で思ひ出した。

非常に充實した展示で頗る滿足した。また見たい。