生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

相田みつを美術館にて

特別展「アインシュタイン日本見聞録」を見る。こゝの展示は割と直ぐに見終へたので、隣の美術館も覗く。「便所の神樣」といつた幾分揶揄を含んだ風評ばかり目にするが、實際のところはどうなのか一度虚心坦懷に見てみたかつたのだ。かういふ機會でもないと見る事は先づないし。

決してをかしな事を言つたり書いてゐる訣では無いのだが、何故か、鼻に附く安手の人生論みたいになつて了ふのかが不思議だ。かういふのは矢張り自分には相容れないと強く感じる。

それから彼の書は、上手に見られまいとしてゐる人の書だと感じた。敢て意圖して、あのやうに書かれてゐる。實際達筆な書を書かうと思へば、造作無く出來たと思ふ。