生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

小さな骨の動物園

骨を見るのつて何が面白いのだらうと時々思ふ。最初の内は物珍しさだけで見られるのだらうけれど、もし茲の展示が理科室のやうに單に骨だけを竝べてゐるだけならば、途中で退屈して了ふのではないか。

だから展示に添へられてゐる解説やキャプションに私は隨分と助けられた。何故この骨はこんな形でこのやうな色や大きさなのかといつた事を、云はれないと全く氣にとめないあたり、私は不斷からモノを見ようとしてゐない。骨に限らず、形は見れば見る程實に雄辯にこちらに語り掛けてくる。