- 作者: 飲茶
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2006/11/30
- メディア: 単行本
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- 作者: 太田直子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/02/16
- メディア: 新書
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單に飜譯に纏はることだけでなく、日本語の文字表記に關する、ありとあらゆる問題に常に直面してゐるのではないか。擽りの多い小氣味好い文章で書かれてゐるが、扱つてゐる題材は、決して輕いものではない。著者の本意には反するかもしれないが、讀み進む内、とても笑ふどころではなくなつてきた*1。
でも矢張りこの本は魅力的で、それは偏に、著者の言葉に對する、柔軟かつ健全な姿勢に、私はうたれた。
西田幾多郎 <絶対無>とは何か (シリーズ・哲学のエッセンス)
- 作者: 永井均
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2006/11/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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氣に入つたフレーズ。
ここで天才とは、並外れて頭がいいというようなことではなくて、むしろ逆に、普通の人が即座に(あるいは最初から)分ってしまうことがなぜかどうしても分らず、しかも信じがたいほどあきらめが悪く、執拗にその理路を問い続ける一種の化け物のことである。だから、凡人とはこの場合、ときには並外れて頭がよく、普通の人がなかなか分らないようなことでも即座に理解してしまうような才人のことである。こう規定するなら、西田幾多郎が大天才(超弩級の哲学的な化け物)であったことは疑う余地がない。
この〈シリーズ・哲学のエッセンス〉つて誰が企劃・編輯してゐるのだらう。隨分大膽であると常々思ふ。
- 作者: 鈴木一誌
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本
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本文はヒラギノ(W3)と游築五号仮名(W3)。
- 作者: 鈴木一誌
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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本文はFOT-筑紫明朝とFOT-筑紫ゴシック。Proを使つてゐるのなら、印刷標準字體にも氣を遣つて欲しかつた(あと「真逆」なんて使つてゐるし)。DTPだと無視される傾向にあるのだらうか。これだけ物が見える人でも、漢字や語彙への意識は、全く別の事になつて了ふのだらうか。
*1:寧ろ笑ふしかない状況でもある、とも云へるのだけれど。