「子規から虚子へ―近代俳句の夜明け」展
神奈川近代文学館にて。虚子も歿後五十年になるのか。
展示に塚本邦雄の書簡があつた。やはりどんな字形で書かれてゐるかが氣になる。流石に之繞は二點ではなかつたよ。
次囘の展示は鴎外だ。
企画展 横浜開港と宣教師―翻訳聖書の誕生
横浜開港資料館にて。
- http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/103/index.html
- http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/yurin_488/yurin.html
お目當ては、平野活版の連綿體假名活字が用ゐられたネイサン・ブラウンの日本語聖書を見ること。
表題を萬葉假名でしるしてゐるのは表意文字の漢字を表音文字にした仮名によって書かれた聖書であることを、示そうとした
からと云ふのは初めて知つた。ネイサン・ブラウンは文字簡易化論者
であつたらしい。
かういふ展示こそ詳細な圖録があつて然るべきなのだが目録だけとは。また行かなくてはならないな。