生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

登山

筑波は日帰りするのには十分な所であるが、なかなか行く機会がない。折角の機會なので一泊して筑波山に行くことにした。午前にホテルを出て、バスに揺られ恰度午には山に到著する。連休の所為なのかバスも道路も込んでゐる。

軽くお昼にして神社にお参りしてから御幸ヶ原コースを登り始める。陽もさしてほど好い陽気。登山中は邊りに人の杜切れることがないくらゐ賑はつてゐた。すれ違ふときは挨拶を交はす。簡短な山だと云はれるが、不断運動もしてゐない身には結構堪へる。半分くらゐ上つたところで息があがるし、足腰も草臥れ始め脚の付根が痛む。先行きが危ぶまれたが兎に角ペースを定めてゆつくりでも進むやうに心掛けた。一時間半で山頂に到著。やつと人心地がついた。平な塲所では足腰も痛まないのが不思議。

まづ男体山に登る。風景を楽しむ。直段は高いが休憩所で地元の食材を用ひたうどんを食す。躰に染み入る。でも山の上でも蝦蟇の油賣りが口上を述べてゐた。そして女体山に上る。こゝの眺めは素晴らしい。下りは岩場が多く足下が不安定で気が抜けない。軍手があると便利だ。巨大な岩や奇妙な形の岩の數々。でも下りなので幾分楽だ。

陽が傾いたころにつつじヶ丘迄に到著。古里の旋律がチープな電子音で辺りに流れてゐるが、妙に好ましく思つた。バスに乗り込みまた筑波の驛まで向ふ。

不思議とあとで筋肉痛には見舞はれなかつた。