ジョセフ・クーデルカ展
東京国立近代美術館にて。周章てて駈け込む。白黒は何と雄辯なのか。
常設展で「復興帝都シンフォニー」と云ふ1929年に作成された映畫を観る。引き込まれて目が離せなかつた。過去の時代だから今の時代と違ッた処は幾らでもあるのだが、でもそれ以上に全然いまと変ってゐない部分に強くひかれる。一瞬しか映らない塲所も、だいだいの見當がつくのは東京暮らしが長いお蔭か。みれば観るほど新たな発見があると思つた。
天上の舞 飛天の美
サントリー美術館にて。やつぱり込んでゐた。雲中供養菩薩の前は可成りの行列だつた。結縁の為にあれだけ大勢が集まるのをみると、やはり仏教といふのは身近なものなのだと感ぜられて妙に感心した。