京都細見美術館にて。やっと初めて訪れる。夢石庵コレクションと云ふが夢石庵についての説明が全くないので訝しく思って居た。最後のさいごで種が明かされ成るほどと思ひ、何ゆゑ末法なのかと云ふのも納得した。
ぶらぶらと京都の町を歩いてゐると、昨日まで東京にゐた自分が今京都に普通に居ることがとても不思議に感ぜられる。未だにどこへ行ってもその感触は抱き続けてゐる。
特別展覧会「国宝」
京都国立博物館にて。流石にすべての會期を廻ることはできないので、龍光院の曜変天目茶碗がでてゐる二期に合はせて訪れた。朝から美術ばかり見続けてゐてくたびれてゐる。かういふ時は不思議と縄文のものがよく見えた。
もう一泊する余裕もなくなったので夜に東京へ皈る。