このあいだ名前を聞いたばかりの全く未知のバンドを聞く不思議。東京での初ワンマン且つ昼の開催なのに会場は満員だった。
朴訥な歌とギターに華のあるリコーダーとクールな鍵盤ハーモニカ(トニー・レヴィンを彷彿)の編成も独特だ。一曲目から柔らかい歌に一気に心を捕まれる。すっとこちらに入っていくような歌。基本はインスト中心で、栗コーダーやSAKEROCKの系譜なんだけど、尋常でないポピュラリティをもった最良のうたものバンドであると同時に、最強のチェンバー・ポップ・トリオでもあることにびっくり。あとサポートのリズム隊も、テイストやトーンが実にサウンドとマッチしているのが流石だった。