夢の話を書いてみる。結構見てゐる筈だが見たはしから忘れてゆく。それに書いてゐて面白い夢と云ふのがなかなか見られない。しかしごくたまにこんなのを見ることがある。
目が覺める。起き出して支度をして外出する。坂の上に人が集まつてゐる。お祭りかパレードが始まるところ。そして目が覺める。出勤するのであわてゝ支度をする。外は冷たい雨が降つてゐる。そしてまた目を覺ました。急がなければいけないのに、氣ばかり急いてなかなか支度が捗らない。そしてまた目を覺ます…。
本當に起き出して(それも怪しいが)ほつと安堵するが草臥れる。
あと色々な夢を一晩に澤山見てゐると、起き出した時に、きのふの私とけふの私が當たり前のやうに同じ私であることに氣が附くのは、とても不思議な事だと思つてゐたりする。