生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

ヴィンテージ・システムでSPレコードを極める

ウェスタン・エレクトリック製スピーカ

オルトフォン・千代田テクノル共催のチャリティ・ コンサートへ行く。けふはSPレコオドの觀賞會。しかも戰前の映畫劇場で使用されたウェスタン・エレクトリック製(1934年製)のスピーカー・システムを用ゐて音源を再生してゐる。アンプも業務用の眞空管アンプを使用して、すごく贅澤なひとときを過ごす。

クラッチの向かうから、重量のある輪郭のはつきりした音が、壓倒的な密度で目の前にあらはれる。そして金属製の原盤がかけられた時、信じられない音を目の當たりにした。SPレコオドのマスターは殆ど雜音がしないのだ。1936年に録音されたレコオドから、スーパーオーディオもかなはないサウンドが鳴り響き驚愕を味はつた。テクノロジーの進歩とは果たして何だつたのか。

あと一曲が短く、澤山の曲を聽くことが出來た。カザルスから、ベイシー、フランク永井まで聽けて幸せだ。淡谷のり子先生のレコオドはうけてゐたなあ。