生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

澁紫ぼかし

夢を見てゐた。突然間近で電球が破裂したやうな衝撃を感じて目を醒した。ひんやりとした空氣が漂ひ、枕元に人の氣配を感じた。もし目を開けば、私の顏をまじまじと覗き込んでゐる見知らぬ相手の姿を認めたことだらう。

手を伸ばしてこちらをうかゞふやうな氛圍氣を見せる。しかし其の儘放つておいた。雙方共に相對した儘、しんとした空氣だけが流れてゐる。

その内相手の氣配がふつとかき消える。どこか中に這入り込んだのか、はたまたたゞ通り過ぎて行つたのか。