角館へ立ち寄る。寫眞の字體は隸書なのだらうか。
武家屋敷通りへ出て角館歴史村青柳家を見學する。晝なほ薄暗い古い舊家の建物の中を興味深く見て廻る。
邸内の一角には解體新書の挿繪を描いた小田野直武の像や、彼が描いた解剖圖があつた*1。
郷土館には、骨董が賣られてゐて、無造作に古伊万里やら唐津燒の皿が置かれて居て、非常に危險だつた。兎に角、古い物は矢鱈あつた。
因みに、角館には譽れ高き秋田美人が多いと人から吹き込まれてゐたのだが、邊りで目に附くのは觀光客ばかりで、それらしき姿を見出すことは出來なかつたのが殘念だつた。