生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

用ゐる・用ひる

落書き

古語辭典によると、モチ(持)ヰ(率)の義。
また『国文法ちかみち』によると、古典語の文法は、十一世紀頃の用例にもとづいて組みたてられてゐるのであつて、その時代の確かな用例からいふと、ワ行上一段が正しい*1とされてゐる。そのほかにも、本居宣長がハ行上二段活用と認めてゐたので、廣くハ行の活用が行はれてしまつたとも記してあつた。

*1:大槻文彦博士の『大言海』の中で精しく證明してゐるとある。