國語問題協議會の講演を聞く。
翻譯あれこれ(中村保男)
具合でも惡いのか、隨分話をするのがつらさうだつた。
小學校に於ける歴史的假名遣の教育(中澤伸弘)
高校の教諭なので、お話が頗る面白いし解りやすい。一コマ(四十五分)だけ、小學校の授業で生徒に歴史的假名遣ひの授業を行ふ事になつた經緯や、現在の國語の授業における指導要領の話、教科書で假名遣ひや文語文がどのやうに解説されてゐるのか等、なかなか有意義な内容だつた。
よく、(所謂)舊字舊かなの文章を指して、一緒くたに文語文と呼ばれる事が多いのは、どうも教科書の所爲みたい。