生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

『X-COLOR/グラフィティ in Japan』展

水戸芸術館のタワー

グラフィティを見に、水戸まで出向く。美術館の中だけでなく、ビルや建物の壁面、駐車場、工事現場の圍ひ等の「リーガル・ウォール(許諾を得た壁)」に描かれたグラフィティの數々を、地圖を片手にオリエンテーリングのやうに探して歩き廻る。豫め下調べをしてから行けばよかつた。

これ程大きく緻密に描かれたものはお目に掛かつた事が無かつた。かういふのは表で觀る方が樂しい。

私にとつては、この種のカルチャーは全く縁も所縁も無く、初めて觸れるものばかり。

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水戸芸術館のタワー

直ぐ側にあるタワーに立ち寄る。ところで昔こんな形の玩具があつたやうな(名前は忘れた)。
高さは百メートル。展望室までエレベータで上がる。狹くて殺風景なのは仕方ないにせよ、展望室と呼ぶには、あまりに覗き窓が小さすぎる。船底から海底を覗いてゐるみたい。

フト狹いがゆゑに、私の立つてゐる足場の心許無さを意識して了ふ。今迄にない建造物の高さを感じる。これで見晴らしがよいと、結構怖いのではないか。