生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

「和英語林集成」と日本を開いた辞書展

日曜に明治学院大学へ行く。今囘はちやんと行く事が出來た。這入るとすぐ側に澁い建物があり寄り道する。明治学院記念館インブリー館の展示を覗く。歴史資料館には創立者達(ヘボン・ブラウン・フルベッキ)の資料と寫眞、明治初期に飜譯された聖書(馬太傳や路加傳等)、そして目玉としてグーテンベルグ聖書の複製も展示されてゐた。三百萬位したと云つてゐたが、實物は七億はすると云ふのを聞くと安く感ぜられるから不思議だ。

これらの建物は本格的な西洋建築なので趣がある。中を見て廻るだけで樂しい。

そして圖書館で辭書展を覗く。展示の内容としては、『和英語林集成』デジタルアーカイブスにある解説やトピックをもとに、明治期の日本に於ける辭書の歴史が示されてゐたやうに思ふ。スタッフの有意義な解説を聞く事も出來たのでよかつた。

餘談

  • スタッフによれば、もつとスペースがあれば、辭書の頁を擴大したパネルを置いたりなどして、今よりも充實した展示を行ふだけの材料はあると云ふ。
  • 何人かで連れ立つた女子中學生達を場内で見掛ける。レポートを書く爲に訪れてゐると云ふ。
  • 企劃が可成り好評なやうで、展示期間も十二日まで延長されてゐた。