あちこち廻る。
松下電工ミュージアムにて。日常生活の中で実際に使われたジャポニスム作品
と云ふことで、割とたゞ觀ると云ふだけでなく、身近にあるものとして馴染みやすさを實感出來た。どんな料理で使はれたのだらう。
一角には、コレクションを用ゐてコーディネートされた、テーブルセッティングが幾つかある。一つの纏まつた小宇宙が作り出されてゐた。これを見てゐると、流石にかういふものは日本には無いものだと思ふ。
出光美術館にて。燒き物を觀るのは草臥れる。しかも志野と織部ときては、もう片時もこちらの眼を休ませてはくれない。いつそずつと目をつぶつてゐたい位だ。