生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

中山大障碍

ビックテースト號


中山競馬場へ行く。メインの中山大障碍(春)*1を觀戰する。近年國際競走となり,外國の馬や騎手をみられるといふのも魅力だ。ロケット騎手を間近で眺めることが出來た。

障碍レースが好きなのは理由がある。獨特の雰圍氣なのだらうか,G1のレースで,ファンファーレが鳴つても(あの莫迦々々しい)手拍子が起こらないのが何より健全に感じた。無論,盛り上がりに缺けてゐるのではない。競走馬の一團が,大竹柵障碍や大生垣を無事に飛越するたびに,スタンドの觀客達から惜しみない拍手が湧き起こる。勘所を押さえた聲援が飛び交ふ。

競馬を觀ると云ふことの何たるかををちやんと心得てゐるのだ。

レースはビックテーストの勝利。まさか廿一世紀にもなつて,ノーザンテースト産駒がG1を勝つところを目の當たりにできるとは驚いた*2
最後に,今囘一頭も落馬せず完走したのが何よりであつた。


中山とは暫くお別れ。でも秋からさんざんぱら通つたので名殘惜しいと云ふことはないけど。來週はいよいよ府中の開催だ。

*1:中山グランドジャンプと云ふ名稱はどうも馴染めない。

*2:そして,ギルデッドエージセントスティーヴンとの連複を握りしめた私は,またしても一敗地に塗れたのであつた。