生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

「縄文VS弥生」展

壁

国立科学博物館の「縄文VS弥生」展を見る。流石に夏休みの子供連れが多い。展示の内容も子供向けのやうだが、考古學に關する私の知識だつて小學生竝みなので、丁度よい位だ。

展示物で目に附くのは、矢鱈と人骨が多かつた事。縄文人と彌生人の骨格を比べてゐる。

上記によると、ポスターで目にした衣裳はコスチュームデザイナーの大橋まり氏に依る物。何でも完全な“再現”というよりは、「現代だったらどう着るか」という現代的な感覚も含めてデザインしたとの事。私の隣に居た見知らぬ女性も「(モデルを指して)この子にミュール履かせて、街へ出(たとし)ても、ちつとも違和感が無い」と云ふやうな事を言ふ。
次は常設展を覗く。序でにといつた位の輕い心持ちだつたのだが、一階の展示を廻つた時點で、あまりの展示の多さや内容の濃さに、忽ち一杯一杯になつて了つた。博物館は兎に角、物が多い。しかも上は三階、下は地下三階まである。殆ど、脇目も降らずに短距離走のやうに館内を巡る。