生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

ペルシャ文明展

上野の東京都美術館にて。

  • 惹き附けられた鉢や臺附き杯は紀元前三千年代の物だつたりする。當り前のやうに紀元前何千年代の物が展示されてゐるから、時折時間の感覺が狂ふ。かういふ歴史なり文明を扱ふ時、例へば千年單位でしか捉へられない概念と云ふのがあるのではないかとも感ずる。
  • 楔形文字が刻まれた碑文を幾つか見る。今迄一種類の言語だけだと思つてゐたのだが、實は三種類の言語が刻まれてゐると云ふのを初めて知る。
  • アフラ・マズダーの像を初めて見た。さういへばペルシアはゾロアスターの発祥の地だ。
  • 金製のリュトン(酒器)は流石に綺麗だつた。照明を落として、展示室を暗くしてゐるので餘計に映える。
  • 御馴染みのササン朝の円形切子碗もあつた。
  • 物品店でペルシヤの燒き物を眺める。一つ位買つてみたかつた。