日曜に彼方此方廻る。幾ら時間がないからとはいへ、一日に四つも見て廻るものではない。
「抵抗と恭順―明末清初の書人たち」
書道博物館にて。丁度いゝくらゐの作品数なのでゆつくり見てゐられる。作品毎に的確なキャプションがつけられてゐて、見處がつかみやすい。例へば、扇面形式での文字の配置などは指摘されて成る程と思ふ。
書の名筆III『書のデザイン』
出光美術館にて。本阿弥光悦の「新古今和歌集散書屏風」がよかつた。また最近のもので、草野心平の詩を書いた青木香流の「ゆき」、森田安次の「風の又三郎」もとてもよかつた。音が聞こえてきさうな書だつた。
『諸橋轍次博士と大漢和辞典』展
表參道の新潟館ネスパスにて。新潟日報の記事や展示を見る。「諸橋轍次博士と大漢和辞典」と云ふビデオが上映されてゐた。この間讀んだ原田種成氏も登場してゐる。作成されたのは結構前だと思ふ。
「義塾図書館を読む〜和・漢・洋の貴重書から〜」
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/archives/exhibit/annual_exhibition
圖録を買つた。