足を伸ばして淺草へ行き、淺草神社に參詣したり、タコ燒き食べながら祭囃子を聞いたりする。提燈に描かれた祭の字體が草書の樣だつた。
上野の東京都美術館へ行く。朔日會の繪畫展を見物する。色んな繪があり、ぶらぶら見て廻る。時々立ち止まつて眺めたくなる繪がある。風景なり人物が、恰もそこに「在る」と思はせてくれるやうな繪だつたり、或いは繪だけなく、それを書いてゐる畫家の目が感…
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