生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

「青山二郎の眼」展

世田谷美術館にて。燒き物を見る。

支那の大皿には息を飮むし、李朝白磁の壺は痺れる。でも一番しつくりくるのは日本の燒き物だつたりする。あとベルギーのビールジョッキは物凄く欲しくなつた。

「眼は言葉である」と云ふのは、物は口をきかないと云ふところから出てくるのだらう。

青山二郎の事を加藤唐九郎曰く「やろうと思えば何でもやれた天才なのにわざとなにもしなかった男」と云ふ。天才(若しくは藝術家)とはさういふものとも思ふが、しかしさういふ人が何故世に出て了ふのかが何ともわからない。