- 作者: 山田忠雄
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 1996/08
- メディア: 単行本
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装丁は三省堂デザイン室。表紙題字は金森一咳。
用例の處は流石に流し讀み。山田主幹のコメントを追ひながら讀むが、たゞたゞ壓倒される。此の樣な遣り方でなければ、慥かに新明解のあの語釋は生まれない。『私の語誌2』は多少まとまつたコメントを付けてゐるので、山田主幹の爲人が少し窺へる。氏の文章は、個性と方法とが分ち難く結び着いたものであらうか。
表記や用語抔
- 山田主幹も「訳」は訣を用ゐてゐた。
- 良いから加減(『私の語誌2』(p.259))と云ふ語は初めてみた。
- 漢字假名交り文であるが、處々で分かち書きが行はれてゐた。山田主幹は必要最小限といつた具合に施してゐるが(用例には用ゐてゐない)、あとがきを記してゐる山田明雄氏は、より積極的に用ゐてゐる。