生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

太鼓

以前、楽器店でインディアンドラムを叩いたとき衝撃を受けた。初めて片面太鼓の世界が眼前に拓けたやうな心持ちになった。それから幾年、愈愈(いよいよ)機が熟しフレームドラムを手にすることになった。フレームドラム工房・音鼓知振の12インチの太鼓を入…

頭の中の音

音を添へてみた。

頭の中の音

頭の中の音

頭の中の音

頭の中の音

頭の中の音

重たい荷を載せた臺車が、車輪を軋ませて走る音は、うがいの音にそつくりだ。

百年前の音を探し、甦らせ、聴く

日本女子大學の公開シンポジウム『百年前の音を探し、甦らせ、聴く』を見學する。午後のプログラムから見に行つた。 携帶型鑞管再生裝置デモンストレーション http://www.human.rcast.u-tokyo.ac.jp/topics/12roukansaiseiki.html 鑞管や、再生裝置の原理等が…

500個の風鈴の音を聴く

仕事が引けた後、池上本門寺へ向ふ。今日から暫く、澤山の風鈴が釣り下げられてゐると云ふので見に行く。音を聽くのなら、夜中の方が好都合かもしれない。晝間だと蝉がうるささうだ。 http://www.mitaimon.info/500windbells/ 參詣を濟ませて、人氣の無い境…

蟲の音

さういへば、隨分日も短くなつた。夜中になるともう蝉の鳴き聲も聞こえない。叢に潜む蟲の聲に耳をすます。

銅鐸

會場にて、備へ附けられた銅鐸を叩く事が出來た。鍋を叩いた時のやうな殘響のない音。流石に音は大きい。

跫音

手つ取り早く音に集中する爲には、取り敢ず目を瞑る事。けふは自分の足音を聞く練習をする。 昔MASTERキートンを讀んで、トレイサーなる職種の事を知つたのだが、成程足音は結構色々な情報を祕めてゐる。尤も歩きながら目を閉ぢるのは甚だ危險。

スーパーにて

賣り場で店員のをぢさんが、いらつしやいませぇーーーと、やたら語尾を伸ばす事がある。三秒位でも隨分と長く感じるものだ。流石にコブシをきかせたり、節を廻すことはなかつたけど。 物賣の聲には興味があるのだが、今日日、聞く機會がなかなか少ない。

夏の音

油蝉が鳴いてゐる。遠くから風鈴の音。近所の風鈴はガラスの物が多い。サスティンの無い乾いた音。私は金屬の物が好みなのだけど、矢張り五月蝿いのだらうか。

エンジン音

こちらに向かつて來るオートバイのエンジン音から、一塊のノイズではなく、何故か二つのピッチ音が聞き取れる。ドップラー效果が何か關係してゐるのだらうか。走り去ると判別出來なくなつた。 あと、どのオートバイからでも聞かれる訣ではない。

風の音を聞け

颱風がくると、遠鳴りのやうに低く唸る風の音が鳴り響く。時折激しく降る雨が、木々の葉を打ち鳴らすつぶてのやうな雨音と入り雜じる。

音を探す

友人の書いた文章を讀み、あれこれ得る物があつた。 音楽というと、人は、『勝手に音が飛んでくるもの』とか、『音があって当たり前』という惰性のなかで生きているのではないだろうか。音楽のなかで、実際に音に還元しえる部分は、ほんの少しなのである。聞…

蝉が鳴いてゐる。

邊りに何十匹居るのか知らないが、一齊に鳴出すと、夫々の聲が干渉し合ひ解け合つて、えも言はれぬ高周波のホワイトノイズとなり、一丸となつてサラウンドで押しよしてくる。夏ならではの最高のサウンドスケープ。