生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

もじもじカフェ 第19回「どうする常用漢字」

  • http://moji.gr.jp/cafe/themes/019/

どう〈なる〉のではなくどう〈する〉のかと云ふ觀點。

常用漢字表の經緯や骨子を平易に語つてゐた。話さうと思へば幾らでも内容を弘げたり膨らませたりすることが出來る題材だけど、きりがない。

「広場のことば」つて岩淵悦太郎*1からきてゐたのか。

交ぜ書きが常用漢字表のバグと云ふのは、常用の語が凡て常用漢字内で表記出來る筈なのにさうはならなかつたと云ふこと。

長島と長嶋の話。

後半は參加者から質問を受けて、それを基に話を進めてゐた。漢字の話題はやはり盛り上がる。尠なくとも漢字が身近なものであり、それ故關心が高いと云ふことが伺へる。

それから制限的な施策は、不斷漢字を使用する人達にとつてお節介なものである*2と云ふことが、ちやんと共有されてゐる。それを確認できて安心した。

*1:「試案新漢字表の考え方」言語生活 307, pp.18-27, 筑摩書房,1977

*2:たゞ教育の觀點からすると、別の違つた考がある事だらう。