講演会 王羲之書法の残影 唐時代への道程
東京国立博物館にて。東博長年通っているのに講堂入るのは初めて。鍋島稲子氏、富田淳氏のお話を聴く。
ようやっと支那の歴史と書の歴史の流れが自分の中でつながり初めている。
懐素の「自叙帖」がよかつた。祭姪文稿は行列して、みるのは一瞬。でも後期はもッと混んでゐたみたい。干禄字書の顔元孫ッて叔父なのか。
顔真卿の書風はたしかに明朝体に通ずるところがある。
支那の名筆を山ほどみたあとに、和様の書をみると何故かほつとするやうな心持ちになッた。
云はれてみるとたしかに会場は中華圏の若い人たちが多いように思はれた。