生活記録

日々のこと(旧はてなの茶碗)

朔日会

上野の東京都美術館にて「朔日会」の畫展を觀に行く。 澤山の繪を眺め隨ら,作者の眼差しや心持ちを頻りに想ひ浮かべて居た。 繪から空氣や風が吹き込むかのやうな風景畫。 そこにものがあるかのやうな靜物畫。そして豐かな人物畫など, 作者がどんなふうに對象を見つめてゐたのかが如實にかたちとなつて顯はれてゐる。 描いてゐる對象をどれ程慈しみ愛ほしく思つてゐるかが傳はつてくるやうな, そんな繪はこちらも興を催す。